体力と笑顔
こんにちは、豊田です。今日の朝テレビを見ておりましたら、ガッツ石松と鈴木紗里奈という人が出ているCMがありました。おもしろいCMでしたが、アビバというパソコン教室のCMでした。ガッツ石松が「俺は、体力と笑顔でやってきた」と言います。鈴木紗里奈が「時代は変わったのよ。」このCMで考えさせられることがあります。変わるものと変わらないものがあるのだと思うんです。しかし現在、まさに時代はかわりました。今まで通用してきたやり方、方法では太刀打ちできない、そう感じている皆さんだと思います。
誇り
さて、中古車ビジネスを我々は日常やっているのでございますが、これに誇りを持たなければいけない。つまり英語でいうプライド、これですね。仕事に誇りをもてるものにする。誇りのある、商人(あきんど)はかっこいい。世界を動かしているのはビジネスマンなんですね。商人ということです。
もらう報酬とやっている仕事
そいうことを社員に説明し、理解させていかなければいけない。社員には"もらう報酬"と"やっている仕事"の報酬があります。つまり、もらう報酬は、金銭的報酬と精神的報酬です。金銭的報酬は当然ながら多いほどいいわけです。精神的報酬も大事ですね。精神的報酬も金銭的報酬も誇りがもてる仕事の中から沸いてくるものにしなければなりません。まあ、そういうことですが、これらの報酬とあわせて大きなものがあります。それはやっている仕事そのもののです。仕事そのものが誇りをもてるものであることが必要なんです。誇りがもてない仕事には100%の力を発揮させることはできません。人間は進化と向上のために生きているということが言われますが、まさに仕事を通しての人生なのですから、光り輝いた、矛盾のない、うそ、偽りのないものでないと尊い社員の力を発揮させることはできません。社員の望み、願いこれが誇りなのです。
社長の使命
昔は士農工商といわれ、商人は一番下のものとして扱われていました。でも商人がいないとたちまち、経済は成り立たなくなってしまうんです。それくらい商人という仕事は重要であるし、かっこいい。しかし、このかっこいいというのは見た目がかっこいいというものではありませんよ。誇りを持って仕事をしているという心持のことを言うんです。こういうビジネスができるような仕組を作っていかなければならない。誇りのある仕事ができる仕組にする。これが社長の使命なんです。
ルールがある
金銭的報酬について、もっと詳しく話をします。金銭的報酬は少ないより、多いほうがいいわけです。多いほうが誇りを感じるし、プライドを持てるのです。では、とにかく多ければいいかというと、当然ながら納得できるルールや決まりがないとだめですね。マラソンの高橋尚子選手は本当にひたむきに、一所懸命走りつづける。感動しますね。しかし、これはルールがあるからなんです。マラソンのルールですね、42.195km走ったらゴールが見える、ゴールにたどり着くことができる。だから、必死に取組めるわけです。走ってください、ゴールはそのうちに出てきます。こう言われたら、誰も走らないでしょう?そういうこと、ルールや決まりがいるということです。
衡平
また、金銭的報酬には「安定と向上」を社員は望んでいます。安定とは、いつも決まった状態を示し、激変のおそれのないことをいいます。向上とは、いい方向へ進んでいくという状態をいいます。ということは、安定と向上は矛盾しているんです。安定したいのに、上がるのはよくて、下がるのはいやだということなんですから。また「よくやったら報いて欲しい」という思いがあります。これは当然なのでよく理解できます。だれでも良くやったら報いて欲しいと思うわけです。よくやったらというのは稼げたらということでしょう。また、「合理性と納得性」が求められています。これだけ稼いだのだから、これだけの報酬を得るということを合理的に納得できる仕組、ルールがいるのです。出したコストと、得る利益のバランスがとれている状態のことを衡平というのですが、この状態になることが大事です。衡平となっていない場合には商人としての評価はされていないということになります。衡平にしないと公平感がもてません。公平感がないと、やる気が出てこないことになります。
ゴールを決める
ですから、衡平となる仕組、ルールを構築しておけば、商人はやる気を出して、結果を出すのです。そういう場が提供されれば、それこそ、大きな力を出すのが商人なんです。商人のやり方はこうです。まず、第1にゴールを決める。ゴールは報酬を決めるということですね。報酬、つまり自分の出す結果を先に決めて、それに必要な稼ぎ高を決めるわけです。例えば、稼ぎ高の20%の配分率で報酬が決定されているとすると、40万円の報酬を得るためには200万円の稼ぎ高が必要になるんです。この稼ぎ高をあげるためには、具体的な計画を作る必要があります。クルマを売って1台あたり10万円の稼ぎ高を上げる。これは10台を行うとする。つまり10万円×10台=100万円、クルマを仕入れて、仕入利益を1台あたり、10万円×10台=100万円、売りと仕入を合わせて、200万円稼ぐという風に具体的に決めていくことが重要ですね。
やる気、やり方、やり場
このように、自分の報酬を先に決めてやるやり方はとても重要であると同時に、「ゴールを決める」という自分で自分に目標やゴールを決めるという自己暗示を利用したやり方であるわけです。やる気とは、ゴールを達成しようとする強い意欲のことをいうのです。ゴールがぼんやりしていて、はっきりしていないと、やる気は出ず、自分がどこまで進んでいるのかも分からないような、羅針盤のない幽霊船のような状態になるです。商人とは自ら決めて、自らの道を切り開く、かっこいい人のことをいうわけです。この場を提供するのはもちろん社長の使命であるわけです。
会社という自己実現を図る場がある。これはやり場といいます。このやり場の中にやり方、つまり売り方や、アフターサービスや仕入、集客の手法などというものがあるのです。そしてこの一番中心にはやる気=社員の自己実現があるわけです。これらをつくるのも、社長の使命ですね。
3割5分
これらの"場"には、ストレスが少なく、目標が実現できる仕組がいります。ストレスはまさに精神的マイナス報酬ですから、それを回避する武器がいるわけです。これも社長がそろえないといけない。例えば、このようなガイドブックです。サービス内容を心配するお客さんにはこのページ、修復歴車を心配されるお客さんにはこのページということで、ガイドブックを使って説明をするんです。用意された資料を見て、お客さんに説明をすると、それは情報ということで、もっともっと教えてくれ、ということになります。こういうものがなく、口頭で説明をするとお客さんは売り込みと感じて、聞きたくない、聞きたくないとなってしまうのですね。これでは、社員はストレスで、目標に到底近づくことができません。私どもでは、このようなガイドブックをもうかなり以前から使っておりますから、分かるのですが、こういうものを作っておきますと、どんな社員でもお客さんにきちんとした説明ができるので、3割5分をコンスタントに打てるバッターにできるんです。野球で全員が3割5分打てば、必ず優勝できるでしょ。そういうことなんです。こういうものを用意しないで、打て打てと言っても、それは無理な話でしょう。こういうツールが揃っていることこそ、準備であり、社員の心のゆとりにもつながるわけです。いつ来ても対応できるぞ!と感じられるんですね。
かっこいい
それから"かっこいい"ということがとても重要であるということを先ほどから何度も申し上げておりますが、これは大きな精神的報酬であります。これは最大の精神的報酬かもしれません。"かっこいい"というのは外観のものではなくて、内面の心のあり方を言うのですね。自分はこの偉大なる宇宙の中で、理に叶った、重要な、役に立つ仕事をしているんだということです。これを心の奥底にもっていないと、日々いろいろな人とビジネスをしていくという粘り強さは出てこないです。仕事そのもの、自分の生き様そのももが"かっこいい"わけですね。ほんとうに商人とは"かっこいい"仕事なんです。そこまで高めてあげるのも社長の使命だと私は考えています。
主役と脇役
商人は自ら決め、自ら行動をします。ですから、自由な意思決定ができるということです。自由な意思決定ができるということは精神的報酬であると同時におのずと責任も発生するわけです。これをよく理解しておかなければいけない。例えば、社員が家に帰ったとき、どう迎えられるでしょうか?「お父さん、お帰りなさい。」と迎えられるでしょう。そして、座れば何も言わなくても、夕刊が手元に置かれる。「お疲れさま」と言ってお茶が出てくる。子供もまとわりついて、お父さんに甘える。こういう光景は日常的にあるはずです。お父さんは家族の中で主役というか、会社でいう社長とおなじなのですね。そういう立場です。だから、自由な意思決定権を持っているし、責任もあるわけです。それが会社へ出てきて、上司がいる。会社へ出てきた途端に脇役になります。社長であり、王様であったはずのお父さんが社員になる。上司に命令され、時には叱られ、お客さんにもお叱りを受ける。これでは精神的な報酬があるとはいえません。社内においても、一人一人の長所を見出し、これを伸ばしてあげないといけない。稼いでもらえるやり場をつくってあげないといけない。これができると、人というものの最大の力を発揮させることができるのではないかと思っているわけです。
自由と権利
精神的報酬の究極が、仕事に対する『自由と権利』です。どういうことかと言いますと、普通は仕事に対しては、『義務と責任』で取組んでいるといわれます。仕事をする義務と責任であるわけです。仕事をする義務と責任と言われますと、どうも"やらされている"とか、したくないのに、"やらなければならない"という感じがして、積極性とか、楽しさがないと思います。これでは、本来の人の力は発揮されないのではないでしょうか。私は『自由と権利』だと思うのです。自由に仕事をする。仕事をする権利ということです。分かりやすく言いますと、レストランなんかでバイキングというものがあります。ホテルなんかは朝食時にバイキング形式が多いですが、あれです。私も横浜のプリンスホテルに泊まったとき、朝食がバイキングであります。1800円もするんですね。いつもは、ごはん一膳と軽いものなのですが、バイキングだし、1800円もするもんですから、ついついあれもこれもと食べてしまう。あの気持ち何なのでしょうか。あれが、食べ放題というものの特質なのですね。ということは、仕事に対してあれを感じられたらどうなるか、仕事し放題ということです。仕事をしないと損であるということに気がつければ、喜びの世界に満ち溢れてくるということです。つまり『自由と権利』ですね。これに気づいたら、精神的報酬は自分自身でどんどん得ることができるようになります。
プロとアマチュア
さて、私達の中古車ビジネスのやっている仕事は、複雑なように見えて、そう複雑ではありません。大きく2つに別れると思います。1つは価格です。もう1つは品質であります。
まず価格についてですが、価格には本体価格、諸費用、金利、現金支払合計、月々の支払額などがあります。これら価格は、お客さんにとっては予算ということになります。お客さんの予算は、現金支払合計額だけではありません。月々の支払える額が予算であるということもできるのです。ですから、店頭でお客さんと話をして、聞かれることがあります、価格について聞かれれば、すぐに答えられる段取りをしておかないといけません。お客さんが軽い気持ちで聞いているのに、あれこれと調べて、いちいち事務所へ行って聞いてくる。また、総額は見積をしてみないと分からない。などと言うようでは到底プロだとは言えないですね。素人の商売人つまりアマチュアです。私達のこの評価シートには新車時の価格、本体価格だけでなく、オプションの価格もこと細かく記述されています。現金支払合計額なんかも分かるようになっているんです。価格に対して、何を聞かれても瞬時に答えることができる、そういうプロとしてのアドバイスができるようになっている。この差は大きいですよ。大事な価格の話の途中で、話が途切れてしまったり、いちいち調べますということでは、不信感もさることながら、この人に任せて大丈夫か?ということになるんです。これは素人としか言いようがありませんね。月々の支払額でも同様です。これはお客さんにとっては、購入を決定する大きな要因であるのです。月々の支払がこれだけあるから、これくらいのクルマを購入することが可能であるということをお客さんをリードして説明できないといけない。お客さんは、これを欲しいと思っているようだが、これはちょっと月の予算にしたら、無理ですね、こういうクルマもありますから、これはいかがですか?というプロの答えを披露するべきなんです。月の支払額は聞かれたら、瞬時に答えられるように、段取りしておくべきです。私達は電卓に横軸回数と縦軸支払額を入れた表を貼り付けています。これで月払いと回数で、大体の購入出来るクルマがわかりますし、月払いを聞いたなら、回数を調整して、購入できるようにお客さんへお勧めができるわけです。こういう段取りできる人をプロと言うのです。
買取10(テン)登録商標(特許申請済)
最近、買取10(テン)という買取の仕組を構築し、行っていますが、すこぶる評判がいいのです。中古車ビジネスのメーカーはどこかというと、クルマを作っているのはもちろんメーカーですが、中古車ビジネスでは、一般顧客がメーカーであると言えると思います。私どもは、一般顧客から直接仕入をして、販売することをもっとも効率的な販売手法であると考えています。ですから、これからはより、買取を強化して、効率よく回転を重視して販売をしていかなければならないと思っています。買取から一連の計算をして、販売価格を決定していくというのも、先に準備が必要なんです。買取をする時から販売完了までのストーリーを準備するんです。これが買取10(テン)のシステムですが、この特徴は買取時にまず店頭での展示価格を決定するということ。これは販売を先に決めた買取のやり方であり、画期的な方法であります。詳しくは現在特許出願中なので、言えませんが、査定から自動的に評価シートが作成されてきますし、まさに仕入から販売まで一貫した効率的なシステムであるわけです。この買取10(テン)も価格を顧客に説明した透明性の高いものであるといえるのです。
説明は最大のサービス
もう1つの品質のことですが、中古車ビジネスにおいての品質とは、商品の品質というもの、つまり個々がもっている品質のことと、商品そのものではない、付帯したサービスの質というものがあると思います。これら2つを合わせて中古車ビジネスの品質であると思います。
まず、商品の品質としては、修復歴の有無、部品交換歴の有無、内装と外装の評価、装備やカタログデータなどがあります。これらを公正に査定をして、プロの査定と評価を素人にわかりやすく説明をすることが必要なのです。これが中古車ビジネス最大のサービスであります。ところが、未だにこの最大のサービスはなおざりにされています。最大のサービスを提供していないどころか、情報を隠したり、偽ったりして素人に伝えているのが現状ではないでしょうか。しかし、そのようなことをしては、近いうちに淘汰されることは間違いありません。私達日本カーズ・コムでは、評価シートや査定シートを素人に見せ、説明をしています。これら書面で説明をするということは責任を取るということです。1台とも同じものがない、すべて違う商品を取り扱っている私達がするべき当然のサービスなのです。
売る前
もう1つの商品に付帯しているサービスですが、これが新車とは違い、中古車ビジネスでは重要視されるのです。付帯しているサービスの質は、売る前のサービス、売るときのサービス、売った後のサービスとして3つに分けることができます。売る前のサービスとしては、お客さんが選ぶための資料、判断材料などです。日本カーズ・コムでは査定シートと評価シートがこれにあたります。これらがあるのと、ないのでは大きな差が出るのです。日本カーズ・コムの加盟店がこういうものを提供しているということは、瞬く間に全国へ広がっていくでしょう。他の販売店は今後、そういうものを求められた時にどうするのでしょうか?口頭で説明をするとお客さんは怪しいと感じるのですから。単に査定シートを出せばよいというものではない。プロの情報を素人に分からせる、ノウハウがいるのです。プロの情報を素人にわかってもらうには評価という技術が必要なのです。これには考え方も大事な要素です。ですから、真似はできないでしょう。私達がこれらを今後、どんどん広げていくとするならば、できていない店は終わるでしょうね。これは絶対的な差であるわけです。
売った時
売るときのサービスとしては、ガイドブックやデータ等がそれにあたります。万が一、修復歴車だったらどうなるのかということや、保証の範囲などガイドブックは大きな力を発揮します。これも商品以外のサービスであるわけですね。要するに買うという判断をするための判断材料です。たくさんのディーラーを回ったお客さんが、家に帰って考える。たくさん回ったけど、見積書以外にこんな親切なガイドブックがあった店はひまわりコーポレーションしかなかった。あそこは信用できる店だなあ、ということになるわけですね。私は長年、こういうガイドブックを作ることをお勧めしているのですが、作られたお店さんはほんの一握りです。2社くらいしか知りません。なぜ、このような便利で販売に貢献できるものを作らないのかとても不思議な気がします。
売った後のサービスはビフォアサービス
そして、売った後のサービスがあります。中古車は当然ながら、故障をする工業製品です。壊れるのがあたりまえで、そのときにどういうサービスが提供できるかで、差がつくわけですから、ここがチャンスというところですね。決して、目先の利益ではなく、生涯利益を追うのが私達の目的ですから、売った後のサービスはきちんとした対応をすることで、生涯のお客さんになって頂けるんですね。そういう風に捉えれば、売った後のサービスも、売る前のサービスということになってきますね。そのために、手厚いアフターサービスや返品返金制度、NCCサポート24を用意しているのです。
生涯顧客をつくるコスト
これら品質というものは、クルマそのものの情報開示とクルマ以外のサービスということではじめて1つの完成されたものになるわけです。片方が揃っていないと、お客さんも販売会社も安心していられないのです。これらは、どこから考えても、すべてをそろえるには、相当な工夫と時間、努力を要します。1から構築するのは不可能に等しいと思います。日本カーズ・コムでは、これらをバランスよく行えるように構築されているものをシステムとして、みなさんに提供をしています。存分に利用して頂いて、安心と信頼を得てください。日本カーズ・コムの費用は、生涯顧客をつくるコストです。
情報開示は説明
顧客の思いは、未来永劫かわることはありません。顧客の思い、願いは何ですか?「いいものを安く」ですね。「いいものを安く」といわれるが、これは矛盾していますね。いいものは高いんです。特に中古車ビジネスにおいては、オークションがあり、プロの仕入担当がしのぎをけずっているのですから、掘り出し物は存在しないと言っていいでしょう。ということは未来永劫、顧客の思いは実現されないのでしょうか。実現する方法があるんです。それは、『いいもの=品質を説明する』、『安く=価格を説明する』ということです。先ほどから何度もお話しをしていますが、品質は説明をすることができます。これは私達の業界ではほとんどの店ができていないのです。決して、いいところばかりを説明するのではなくて、わるいところも説明をするのです。わるいところ、デメリットがあるのが中古車ですから。品質は情報開示をすることで、いいものにすることができるのだと思います。これは長年の経験、研究の結果、証明されている事実です。
新車価格との比較
価格を説明するというところは、先ほども出ておりましたが、新車時の価格の説明を加えることです。評価シートには新車の本体価格とオプション、装備の価格が表示されるようになっております。この価格を説明するのです。何年経過しているクルマで、走行が○○kmで、こういう内外装の状態であるから、この価格ですね。という本当の意味でのプロの説明を加えるのです。これで『いいものを安く』することができるのです。通常私達は同業他社の価格を気にしすぎる傾向があると思います。一応は相場というものがあるとは思いますが、お客さんはあくまでも新車価格との比較だと思います。素人はこれが一番分かりやすいんです。店に来てくれたお客さんには、こういう価格の説明と、評価シートを使った細かな説明をしてあげるべきです。評価シート1つをとっても他社にはないのですから、お客さんにそれを他社で求めてください。と言ってあげてください。これは大きな差ですよ。未だに他社は気づいていません。「いいものを安く」することは可能であるということです。
準備ができている店
まあ、こういったことがないと、店の歴史、先輩が作ってきた信用、社員、スタッフのレベルなどを誇ることができないですね。単に展示価格だけを比べるということをする顧客はいないはずです。総合的に見ているのです。何の準備、段取り、ツール、仕組のない店とすべてを揃えている店が同じ土俵に乗ることはないのです。また、準備ができている店とできていない店を同じように見る顧客がいても焦る必要はなく、そういう顧客は運のわるい顧客として、準備のない素人商売人に任せておけばいいでしょう。
担っていく
さて、1991年にインターネットが一般に公開をされたわけですが、このインターネットが私達のビジネスにも大きな影響を与えています。また、今後より一層大きな影響を与えてくるでしょう。2002年3月の発表で日本のインターネット普及率が一般家庭で57%を超えたと言われています。これはインターネットの本場、アメリカをはじめて抜いたことになるそうです。そういう意味で、日本はインターネットを介した中古車ビジネスで世界で一番になるということです。このようになるインフラはすでに出来ています。日本カーズ・コムがこれを担っていくでしょう。
日常の業務で準備ができていく
インターネットは距離や時間を超えてきます。時空を越えてとはまさにインターネットのことです。先ほどお話しをした価格と品質については、インターネットを介した中古車ビジネスの場合に、より一層重要になってくるものです。品質を距離と時間を超えてお客さんに知らせるには評価シートが必要ですし、価格もきちんとしたものをつけなければいけません。まさか、「これは100万円とプライスがついておりますが、実は現在95万円で売っているのですよ。」などとは説明ができないからです。値引きは展示価格を適正に値下げしていない結果のものであるので、時代遅れも甚だしいものだといえます。未だに値引きでお客さんとやりとりしている店は、インターネットでは商いができないでしょうね。また、リターンポリシー、つまり返品返金制度を整備しないとインターネットでの成功はないと思います。返品が怖い、そういうスタンスではダメなのです。返品を防ぐには商品の説明を徹底的に情報開示ツールで行うのです。できるだけお客さんに情報を説明し、購入の意思のない人には購入をしてもらわないようにしないといけません。購入の意思がうすい人に売りつけるから、返品が怖いのですね。そういった意味で、インターネットは私達の商慣習をまったくちがったものにしていくでしょう。顧客に選ばれるようになるために変化に対応し続けないとなりません。インターネットに対応するためには特別なことをするのではなく、日常の業務で準備ができていくように仕組を構築してください。日常の業務以外のところで、特別にインターネット用に対応をしようとしても、それは無理です。長続きしないですし、売れていかないでしょう。
熱いメッセージ
別にJCMのことを宣伝するわけではありませんが、JCMの「超カンタン君ウルトラ」というパソコンは日常の仕事をしながらインターネットへ情報がいくようにできています。毎日の業務、つまりクルマの写真や詳細情報、評価シートなどを入力することで、自動的にインターネットへ情報が更新されるという画期的な仕組となっているのです。この仕組があれば、売れていくというわけではありません、とくにインターネットの場合、そこには熱いメッセージが必要なのです。単に在庫を載せるのではなく、熱いメッセージを込めたホームページを作らなければ売れないのです。『どんな思いで、どんな志で、どんなビジョンでビジネスをやっているのか』を語らなければいけないのです。
プロは勝つ
新しい時代に対応できる人、これを"プロ"と言います。出来ない人、これを"アマチュア"と言います、いわゆる素人商売人ですね。そして、"プロ"は勝つ。"素人"は負けるのです。ほとんどの店は負けますよ。どれくらい負けるかというと、大多数の負けとほんの少数の勝ちに分かれます。99人の負けと1人の勝ちに別れるということです。おどかしているわけではありません。素人の商売人とは、"商売"、商という文字には売ると買うが含まれています。売る買う売るです。だから売るが1つ多いんです。バランスがわるい。商人にならないといけません。商売人、こういう人は負けます。時代は変わったんです。がんばれ、がんばれ、がんばれでやれる時代は終わったんです。冒頭に言いました。『体力と笑顔』体力と笑顔だけでは勝てない時代がきた。プロの商人にならなければいけない。なぜかというと21世紀は"考え方と知識"の時代になったのです。ウソを言っても、騙してでも売りたい、儲けたいという人は淘汰されます。
なかなかおもしろい
クルマを探す人は、店に来る前に自宅でコーヒーを飲みながらインターネットで選んでから、来店するんです。準備しとかなくては、ふるいに落とされるわけです。店にも来てくれませんよ。来てもらうためには、考え方を知って頂き、この社長、なかなかおもしろいなとお客に思わせる、思わせないと来て頂けないのですから。でもそう思わせるところは少ないですね。ほとんどが準備できていないのですから。大多数は負けるでしょうね。
準備は技術
しかし、救われるチャンスがあります。準備すればOK!ホームページなんかは、作ってもらえばいいですからね。最新の技術を駆使して作ってくれます。ただしできないことがあります。準備は技術です、技術はコピーし、真似できても、思想、考え方、哲学はコピーできません。どれくらいできないかというと、海で泳いでいるクジラがいきなり陸へ上がってくるようなもんです。たいへんな違いなわけです。準備の中の考え方については、これはコピーできない。考え方は自分で見つけ出さないとどうしようもない。ホームページ作成の技術やコストは誰かに頼めば解決できる、でも考え方は常に自分で追い求めないと解決できません。ここに大きな差が生れてくる。
考え方
そして、世の中は毎日ものすごいスピードで動いている。どんどん変化しているわけです。作っているとき、それにあっていても、出来上がったものがもう遅れているということになることもある。そのとき、考え方がなければ、変化に対応できない。つまり、考え方を明確に持たなければならない。そうしないとすぐに時代遅れになる。考え方とは、こういう評価シートについての考え方、これはどういう思いで作られたものなのか、どういう考え方が含まれているのかということを理解して使っていかなければならない。皆さんこれら簡単に見えますが、絶対に作れませんよ。言い切れます。作ろうと思えばできるでしょうが、それだけの時間を投入できる人はいないと私は思います。それくらいの考え方や技術が含まれているんですね。今後もどんどん時代の変化とともに、これらは変わっていくでしょう。どんな状況になっても考え方が明確であれば対応できるのです。
人と金が入る
冒頭に大堀が言いました。情報開示の時代が到来したといいました。この"情報"という意味は、情="なさけ"、報="むくいる"と書きます。なさけは人のためならず。と言いますが、なさけをかけると、まわりまわって、良い報いがやってくる。そういう意味であるのが、『情報』であります。そういう意味なので、情は、出す、報は、入れるということです。何が入ってくるんですか?それは人が入る、金が入る、情報が入るということです。自分が正しい情報を出すと、人とお金が入ってくるということです。ということは、その前に、自分の考え方を明確にしなければならない。俺は良心的だと言ってもダメなんだ。考え方を明確にして、指示されないといけない。これは生涯利益を確保するために、やっていることです。生涯利益を確保するためには、情報開示していくしか方法はない。怪しい、そもそも中古車は怪しいんですから。それから、中古車という言葉を話すときに、中古車のあとに必ず"ビジネス"とつけてください。これでぜんぜん、感じ方がちがってくる。"中古車ビジネス"、こう言えばとても高尚な誇りのあるものになる。怪しい中古車というものを、明るく、誇りのある中古車ビジネスへと向上させるのです。
当たりまえ
自分が満たされていないと威風堂々とできない、自分の店で働いている社員の皆さんが誇りを感じられない。『すばらしい!』とそういう誇りをもって仕事をやるべきなんです。それは、たった一度しかない人生を、命を使って取組む自分の仕事に対して責任を持つということなんです。金儲けのためだけに仕事をしているわけではない、いい機会ですから、自分達の仕事をよく考えて、やっていただきたい。顧客から見れば、情報開示は当たりまえです。私達が力をこめなくても、顧客から見たら当たりまえなんですね。自分達かちから考えると異質なことでも、ぜんぶ当たりまえなんです。それはそうです。皆さん考えてみてください。夜中にざるそばが食べたくなったとする。現在は食べられますね。当たりまえですね。それはローソンがあるからなんです。ローソンがなかったら、そんな欲求は生れてこないです。しかし現在はローソンがある。これで、顧客は欲求を覚えるわけです。
ない店は怪しい
私達の誰かが、中古車の情報開示をした。一気に当たりまえになります。していない人は終わりますね。私達がこれら情報開示のツールを作りました。世界で唯一のものです。これはビジネス特許申請したのですよ。特許が下りると、真似できないのです。これは見たら、簡単に見えるが、何年もかかって作ってきたものなんです。私どもには、毎日お客さんからお手紙がきます。情報開示システムについて『すごい、すばらしい!』という言葉が日常的に来ています。これはお客にとって当たりまえであるし、ない店が怪しいということの証明なんです。
要は情報社会がきたんです、日本は世界で最高の情報社会なんです。これに対応していかなければならない。これをするかしないかは、皆さん次第です。
共に勝つ
21世紀は「共に勝つ。」この思想が必要です。
仕事というものは社員共々、お客さんとともに誇りをもって、ともに勝つということが大事です。同業者も社員も、お客さんも自分も共に勝っていこう、そういう考え方が根底にあるということ、これを理解して頂きたい。この考え方、思想ですべてお話しをさせて頂きました。
共に成功していきましょう。目的は勝つためです。目的は勝つためです。
ありがとうございました。
豊田昭博講演
2002年7月3日 大阪講演
<<中古車ビジネス情報開示の積極的活用について>>
2002年7月3日(水)午後3:15 ホテルニューオオタニ
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