日経産業新聞 2004年5月3日版 9面

ネット通販、全国に窓口


中古車販売のひまわりコーポ


 中古車販売のひまわりコーポレーション(大阪市、豊田昭博社長)はインターネットを使った中古車販売の本格展開に向け、直営の営業拠点を全国展開する。展示場を持たず、車両の引き渡しや修理の受付に絞ったコンパクトな拠点を順次開設する。出展コストを抑えつつ、アフターサービスなどへの顧客の不安を解消。ネット販売の拡大につなげる。

 今年中に関西地区を中心に新たな営業拠点を数箇所新設。ニ、三年後をめどに全都道府県に拠点を開設する計画だ。新拠点は社員数人が応対する小規模なオフィスとし、広い敷地が必要な中古車の展示場は設けない。従来の中古車店は幹線道路沿いなど郊外立地が一般的だが、新拠点は繁華街や商業施設など集客効果の高い場所に重点的に配置する。これらの店舗では、顧客が同社のホームページ(http://wwww.happy-himawari.com)を通じて購入した中古車の引渡しや、修理や返品の窓口となる。さらに下取りの車の査定や買取の拠点としても機能させる。同社の既存店舗は、約300台の展示・保管スペースを持つ大阪市内の本社のみ。遠隔地の顧客にネットを通じて販売した中古車は専門の陸送業者に委託して届けていた。車両の状態をホームページで詳細に説明、返品返金制度も充実させるなど安心して購入できる仕組み作りを進めてきたが、顧客と直に接する窓口が不可欠と判断。ネットと小規模店の組み合わせによる低コストの販売体制を整える。同社は月百台強の中古車販売をしており、うち半数がネット経由での受注。全国に拠点を設けることで、ネット販売の台数を早期に二倍以上に拡大できるとみている。