日刊自動車新聞 2002年3月23日土曜日
大邸広域自動車売買事業組合 成 泰根理事長
韓国の中古車団体で、韓国で4番目の規模となるテグ・オートオークションを展開する大邸広城自動車売買事業組合。この程、日本の中古車市場の現状視察を目的に来日し、大阪鶴見区のひまわりコーポレーション、枚方市のジャックカートレット大阪、大阪南港中古車自動車共同組合(南中協)などを訪問した。成泰根理事長に、日本市場の印象や、視察の意義などを聞いた。
関西支社 谷口利満 記者
日本の先進的AA施設羨ましい
将来は日韓の提携も視野
中古車小売で注目を集める大阪の2社を訪問した。「ひまわりコーポレーションの『返品返金制度』、ジャックカートレット大阪の小売価格の『積上げは加算方式』は、両車ともに消費者にとって分かりやすいものだと感じた。特に、ひまわりコーポレーションの『買取10(テン)』は、ユーザーに利益額を含めたすべての情報をオープンにするだけに、システムを作り上げた同社の経営姿勢に感銘した。ただ、こうした手法を韓国の中古車市場に取り入れることは、(大邸では小売価格も開示しているケースが少ないだけに)現実的には困難ではないか」
「ひまわりコーポレーションの販売台数のうち、30%がインターネットがきっかけになったと聞き非常に驚いた。インターネット取引は品質保証が課題となるわけだが、ブロードバンドのネット環境が日本よりも整備されている韓国だけに、参考にする価値があるだろう」
設投の必要性実感
南中協が主催するベイ・オークの印象は。
「日本のオートオークション(AA)会場を訪問するたびに、これだけの先進的な施設を持つことを羨ましく思う。中でも、ベイ・オークは全車映像によって、2500台規模の例会を毎週開催している上、インターネットを通じた取引にも乗り出しているだけに、最先端の会場であることを実感した。韓国のAAも今後はこうした設備投資も必要になってこよう」
インターネットAAに対する考え方は。
「当組合と提携するソウル・オート・オークション(SAA)が、6月からインターネットAAを開始する。現時点ではSAAがそのための準備を行っている段階だが、将来的にはシステムやノウハウを共有することで、提携をより良い方向へと具現化することが考えられる」
韓国に合った方法で
日本市場を視察したことを韓国でどう生かすのか。
「今回の訪日は、日本の中古車流通の現状を見学し、韓国との違いを比較、研究することが最大の狙いだ。その意味で、これから日本の市場構造を分析し、韓国の中古車市場にあった方法を取り入れることだろう。また、今回の訪問を契機に、両国で話あいの場を設けることが、日韓の親善に役立つと確信している」
日刊自動車新聞
こんにちは寸暇拝借