クルマを見ている時に、営業マンに声をかけられたくないという人向けに<今日は見るだけ>シールを準備。これをつけていればまるで透明人間に.......。

取材に伺った当日に完成した(今日は見るだけ)シール自動販売機の前で
編集部アトベの対談後記
お客様への「誠意」溢れる「食いだおれ人形」似の社長!

◆豊田社長は、歯切れよく次から次へとお話が出てきて圧倒されそうになりますが、写真のような暖かい笑顔が印象的な優しい人でした。「食いだおれ人形似」というのは大変失礼かもしれませんが、それだけ非常に親しみやすい雰囲気を持った方でした。
さらに、話の一つ一つにご自分の経験に裏打ちされた教訓や、本当にお客さまの信頼を得たいという熱意が感じられました。中でも「サービスは質の競争、お客様の信頼をつかみたい」という強いお言葉が印象に残っています。また、社長は大変なアイディアマンでいろいろなことを考えて実践されています。大変おもしろかったのが、営業マンの名刺に自分の定休日が書いてあるのです。お客様がこの営業マンから買いたくないと思ったときに、この定休日に来れば、この営業マンからは買わなくてすむという理由からだそうです。普通は考えません。
取材に伺った当日も(今日は見るだけ)シールの機械を設置するところでした。社長自身が考案され開発に携わったものということで、大変感慨深げに、機械を眺められていました。


<カーセンサー関西版 Vol.93/2000 1/2> より



◆値引せず適正な価格で提供
お客様は、いいものを適正な価格で買いたいと考えています。また、自分だけ高く売りつけられるのではないか、騙されているのではないかという疑問を抱いています。特に新車販売の場面で慣例として行われてきたことから、このように疑問に感じている方が多いと思います。だからこそ、値引は一切していません。適正な価格で販売しています。それが、お客様に対する最高のサービスだと考えているからです。そもそも、お客さまが個人売買ではなく、中古車販売店を通して、クルマを買うのも、値段や品質に対して適性かどうかという、判断基準を得たいと考えているからだと思います。

◆キズ一つでもすべて表示
先ほどの話でも述べましたが、お客様が中古車販売店を選択するからには、プロの目からクルマを評価して、商品の情報をすべて説明してあげることが重要です。まあ、商売ですから、普通は商品に悪いところがあったら隠したくなります。しかし、悪い所を伝えることでお客様は安心するんですよ。だから、「ここにキズがあります。」と伝えることによって、価格の正当性が伝わります。何よりお客様に納得してクルマを購入していただけることが重要です。その時にクルマを買ってもらえればいいというのではなく、2年後、3年後も生涯に渡ってお付き合いできればと思って商売をしていますから。

◆お客様の陰の声にも対応
展示場でクルマを見ている時に声をかけてほしくないお客様のために<今日は見るだけ>シールを作りました。はっきり言って、営業マンにとっては、たまわないと思いますよ。お客様が自分の目の前にいるにも関わらず、声がかけられないのですから。これもお客様の立場に立ってのサービスです。どちらもお店としては、辛い話ですが、お客様の声にならない要求もこちらから、こうやって提案していこうと思っています。
値引は一切しません!

適正な価格で買ってもらう。

それが『最高のサービス』です。
株式会社ひまわりコーポレーション
           代表取締役 豊田昭博

昭和25年生まれ、広島県出身の54歳。
◆18歳のときに入社した三菱のディーラー勤務から独立して昭和54年に前身であるスタンダードモーターズを創業。平成5年に社名を『ひまわりコーポレーション』に変更。朝は4時に起きて、愛犬のジョンと散歩するのが日課。
詳細プロフィール  創業の原点
豊田昭博講演録 ■社長の熱いメッセージ
こだわりをもつのが商い 商人道ルネッサンス
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Report/編集部
Photo/押谷哲次