自動車販売
スリーベストコンサルティング
経営コンサルタント 高根沢 一男
「車販売はインターネットで革命を起せ」を2000年3月にエール出版から発行いたしました。
タイトルだけ見ますと、インターネットで自動車販売に革命が起きるような錯覚をすると思いますが、インターネット販売でも、店頭、訪問販売でも基本的に変わりませんよ、と訴えました。
何が変わらないのかと言ったら、高額商品を買っていただくためには信用が必要だということです。
その点ディーラーは信用があります。
インターネットでディーラーが売れる新車はほんの僅かなものです。テリトリー制があるのでやむを得ないと思います。しかし中古車はテリトリーがありませんから、インターネットで県外に販売することも充分可能です。
県外の新規のお客様に買っていただくことを意識するのではなく、自社の中古車ビジネスに対する考えかたをインターネットで自己表現することが、結果、売れるようになります。在庫車をただHP(ホームページ)に載せただけでは売れません。HPに中古車ビジネスへの思いがないと、お客様に通じません。
新車ディーラーではありませんが、インターネットで全販売台数の3割強を販売している大阪の専業店、ひまわりコーポレーションのHPは参考になると思います。
なぜひまわりコーポレーションなのか、と言ったら同社ほどお客様のことを考え、実行しているところがないと思うからです。社員さんも楽しく仕事をしています。
簡単に同社をご紹介します。同社は1979年9月28日、大阪府大東市にスタンダードモータースを設立。
スタンダードモータースの由来は、中古車業界のスタンダードを作る気持ちでつけた。というのですから志の高さに驚きます。
今から20年前ですと、20%の金利が中古車業界では当たりまえでした。同社は1.0%〜5.8%にしました。お客様のためでしたが、あまりにも低金利のため逆に「なぜそんなに安くできるのだろう」と思われた時期がありました。
83年 一人一分社経営を導入
84年 品質表示、諸費用表示
88年 苦情はがき導入
89年 PRパンフレット作成
このパンフレットは40ページにもおよぶもの。内容はお客様が知りたいとことがほぼ網羅されていると言っても過言ではありません。特に、修復歴について詳しく載っているので、お客様にとってはありがたいパンフレットと言えます。もちろん同社の中古車ビジネスに対する考え方も載せています。
91年 メーター不正車、修復歴車、返品返金制度導入
93年 現在のひまわりコーポレーションに社名変更。新ガイドブック(PRパンフレット)を作成
95年 月払いを表示
96年 データを表示(燃費など)
97年 いかなる理由でも返品返金制度を導入
99年 24時まで営業。今日は見てるだけワッペンを付けている人には、アプローチをしない。
00年 評価シート、評価点を表示
01年 3年ものまでにフォーカス
と主だったサービスを書きました。※関心のある方は、同社のホームページにアクセスしてください。http://www.happy-himawari.com
同社の社員は15人です。うち10人が営業社員です。
月間販売台数は約200台です。うち小売が150台から160台で残り40〜50台は卸になります。
小売の30%強がインターネット販売です。業界では3,4%と言われております。どうして同社が業界平均の10倍もインターネットで売れるのか、と言ったら正直な商売をしているからの一言につきると思います。
同社のHPのトップページ一番上は、「お客様の声」です。納車後の声をそのまま載せています。誉めてもらうことが多いが、お叱りの言葉を次のサービスに生かしているのが、売れる要因と言えます。
「超美中古車専門店」超美とは、内外装評価が99点以上の車を言います。極美とは、内外装評価が90点以上99点未満の車を言います。優美とは、内外装評価が80点以上90点未満の車を言います。
80点未満の車は取扱をしていません。評価点は同社の基準ですが、なかなか厳しいものでお客様から支持されています。
次に「買取10(テン)」この買取システムはお客様と同社で販売価格を決めます。そこから10万円引いた価格で買い取るシステムです。「10万円儲けさせて下さい」と宣言していることになります。
次に「社長の熱いメッセージ」本年1月1日から社員向けに毎日載せていましたが、お客様が見ていて1日休むと「どこか体でも悪いのですか」とメールが入ったといいます。
それ以来、出張する日は前もって作っておくようにしているそうです。「そうしなかったら、とんでもないことになりまっせ」と豊田社長(ひまわりコーポレーション)
普通の人は「大変だ」と言いますが、豊田社長は「楽しい。多くのお客様が見てくださって、こんなありがたいことはありません。毎日が楽しい」と言います。
ここでちょっと考えていただきたいのですが、インターネットがないと商売になりませんが、あったからと言って商売に役立っているところは少ないということです。
これほどまでに普及したインターネットなのに、どうして商売に役だたないのでしょうか。
答えは簡単で「お客様の知りたい情報がない」ということです。
面談でもインターネットでも、「お客様の知りたい情報がない」ということです。
面談でもインターネット、お客様の知りたい情報を隠さず公開することで、お客様から信用していただけます。
どんなハイテクな時代になろうと、人の存在が大きいのですから、人間味を出しているHPを作れば売れるようになります。
同社が1冊の本になっています。「車販売で売上1人2億3000万円の会社の秘密」(エール出版社発行)を参考にしていただければ、同社の売れるコツが分かります。
有限会社 スリーベストコンサルティング
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